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夜遅くまでの塾と朝早くからの塾で本当に疲れており、病院に行くとブドウ糖注射を打たれた気がする。
そんな暑い日。
わたしが枕を借りて伸びている間、隣で背を向けて紫樹はスト2を表情を変えずにプレイしていた。
紫樹は格ゲー鬼強でわたしは一度も紫樹に格闘ゲームで勝ったことが無い。
昔はアーケードゲームで10人斬りした事があるわたしはそこまで弱い方じゃない、多分…
余談だがギルティギアなら紫樹はジョニー推し、わたしは根っからのカイ推しである。
極度の疲れで半分微睡みながら、そんな彼女の後ろに横になりすっかり寝落ち寸前。
あ〜くつろぐにょあ。。
紫樹の部屋は当たり前だが彼女のオーラが染み込んでいて即刻眠くなる。
互いになんかソウルメイトだと思っており、わたしはうっすら前世きょうだいだった事がある気がしている。だからか、彼女の隣にいると即眠気に誘われるのだ。
紫樹は春麗で勝ち抜きまくっている。
しっかし暑いから余計ダルシムが暑苦しい。
奴はなぜ細い。。なぜに火を吹く。。まさに火力がある。とはこの事だ。
「あ〜しんどい…」
ひとりごちて、顔を上げた瞬間
私は黒縁眼鏡をかけた和服のおじいさん(といっても現代でいうと50代位のオジサマ。クレバー系)といきなり目が合った。
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