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初めて紫樹のお宅の仏間に通された。
掘りごたつがあり、座ると仏壇の上にかかった遺影を見てわたしは飛び上がった。
「これ!!!これ!!このヒト!!!前紫樹の後ろにいた人!!!」
黒縁眼鏡に着物を纏った威厳ある高齢男性。
良く見たら、紫樹が当時好きだった(本人曰く異性としてではないらしい 笑)
加藤茶氏によく似ている。
「あー!!!こ、この人や!!この人が紫樹の後ろに立ってたよ!!!」
興奮して二回は口走りまくるわたしに
紫樹が口を開く。
「ああ、これ?うちのおじいさんらしいわ。うちが生まれる前に亡くなってるらしいけど」
あの厳格な姿は紫樹のお祖父様だったのだ!!!
「あぁ、、あんたの守護霊は、おじいさんよ、、やから紫樹は加藤茶が好きなんやわ。。だっておじいさんと似てるもん。。」
…あとにも先にも、生きた人くらい鮮明に姿が見えたのは彼女の守護霊だけである。
(鮮明で無くとも視える感じる解る。は多いチート持ちだが)
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