復讐の教科書 現在12巻まで刊行中 以下続刊

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不動エイジは矛盾に気がつく、これまで黒瀬(本物)のイジメを黙認していた白鳥(本物)はこれまで遊井、切子、仙水を手に掛けてきた復讐者でありえないと考えていた、しかし、今の白鳥は明らかに黒瀬(本物)の復讐のために俺へのイジメを黙認している復讐者だ。 このことから考えられるのは白鳥の中身は黒瀬で、自分で復讐しているということ。 楳図かずおの洗礼で、母娘の入れ替わりに気がついたライター並に優秀だぞ。 いよいよ最終対決! 白鳥(黒瀬)は屋上にて不動エイジと対峙。ここで発覚する衝撃の真実。 イジメは白鳥に唆されたこと、白鳥もイジメも黙認。だからイジメの黒幕は白鳥(本物)だということ。 黒瀬は復讐すべき相手に入れ替わってしまい、その本人は本物の自分の体の中にいる。つまり、自分殺しこそが復讐達成なのである。 白鳥と不動エイジだが、屋上で殴り合う。攻撃と舌戦が繰り広げられるが、お互いに引かない。 イジメはイジメられる方が悪いというスタンスを崩さない不動エイジ。このご時世でよくこんなキャラ出したな…… 今どきは思ってたとしても口に出せないのが普通なのに。 「逃げる勇気も無いやつが被害者ぶってるんじゃねぇ!」 本当の被害者にこれ言うか…… 「そんなにムカつくならイジメる奴が消えればいいだろ!」 本当にこれ、海外なら強制転校とかですよ。 ついに不動エイジは屋上より落下。しかし、しぶといのか窓枠に捕まり、命乞いをする。 ウサギを殺したのは俺じゃない! 一緒に犯人を探そう! と、宣う始末。 他のイジメや痴漢冤罪はともかく、ウサギはマジで殺してないんですよね。不動エイジ。 「復讐はなにもうまない!」 来ました。復讐される側の常套句。エルメェス・コステロ兄貴に「復讐とは自分の運命への決着をつけるためにあるッ!」で一撃論破されてますよ。 白鳥はついに不動エイジを突き落とす…… だが、その落下先には安全マットが! こうなるだろうとして、黒瀬が敷いていたのだった…… 最後の最後で復讐は成されなかった…… しかし、新たな復讐対象が生まれてしまった。それはかつての自分である黒瀬(白鳥)。 不良グループに対する復讐はこれで終わりっぽいです。それと長くなりすぎたので、後は追記という形で最終回を迎えた時に更新しようかと思います。 この後なんですが…… 白鳥(本物)が黒瀬の体を使って大暴走。その結果、黒瀬(本物)の心が折れて休職状態。更なる復讐の動機が増えるも、心が折れているために動けない…… 読者も心折れたよ! 名前しか出てなかったモブがいきなり重要人物に昇格したりと、混迷を極めた状況で連載中。 白鳥(黒瀬)は罪を重ねに重ね、立派な犯罪者。また体が元に戻り、誰かが罪を告発すれば間違いなく死刑レベル。落とし所がこれしか思いつかない。 ただ、戻ったところで黒瀬(白鳥)は遊井を手にかけているので殺人者の体。 元に戻ってハイおしまい、Happy Endって話でもなくなっちゃってるんですよね…… アニメ化して欲しいんけだど…… 毎回毎回シゴフミのイジメ回をやるみたいなもので倫理的にアウト過ぎる。 今や、ヘイズコードも過去の言葉になってますが…… この作品だけはヘイズコード適応させて罰せられるものは罰せられて欲しいものです。 これ、なんか……「泣かないと決めた日」みたいにイジメ側が逃げ切りそうな気がする。
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