ヒョンヒョロ 藤子F不二雄 異色短編集1収録 SFマガジン掲載

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ヒョンヒョロ 藤子F不二雄 異色短編集1収録 SFマガジン掲載

最近、伝説巨神イデオンTV版を全部通しで観たんですよ。本当にソロシップ内のギスギス感がたまらないw 聡明な皆様ならストーリー説明するまでもありませんが、イデオンと言う物語はロゴダウの異星人(地球からの移民)とバッフ・クランの異星人が諍いを起こす話。 諍いの切欠はバッフ・クランの姫君である「カララ・アジバ」が好奇心からロゴダウの異星人に接触したこと。かつ、タイミング悪く「イデオン」を発掘してしまったことで、ロゴダウの異星人はバッフ・クランの異星人に付け狙われる羽目に。 主人公側のロゴダウの異星人は戦闘にはもうウンザリ。白旗を掲げることに。 だ・が! ロゴダウの異星人(地球)の無条件降伏の証を示したのがいけなかった。 白旗を出して、降伏を示すも、バッフ・クランにとって白旗は「お前らを完全殲滅するぞ!」と言う最大の宣戦布告。後に正しい降伏の証である橙の旗(皮肉にもイデオンの色)を示すが、受け入れられない。 その結果が、全銀河消滅。私が知る限りでは最大最悪のバッドエンド。最後に流れるカンタータ・オルビスの荘厳さを前に呆然とするしか出来ない…… 実はこれ書いてる途中ですぎやまこういち先生の訃報を知りました。すぎやまこういち最高の曲はドラクエ関係上げる人多いと思いますが…… 個人的にはカンタータ・オルビスですね…… ドラクエ1985年、イデオン劇場版1982年、聴いてみればわかりますがドラクエっぽいのにカルミナ・ブラーナ的な男女混声合唱に圧倒されるばかり。これ神曲(かみきょく)だわって最近は大安売りされてる感ありますが…… カンタータ・オルビスは正真正銘の神曲。 すぎやまこういち先生を現人神と崇め奉りたくなるぐらいに素晴らしいとしか言いようがない。 白旗以前の話を観てるとわかりますが、まだロゴダウとバッフ・クランはやり直しきく段階だったんです…… それを決定的に決別に至らせたのが「白旗」だったわけです。 カララに予め聞いておけよって思われるかもしれませんが、相手の外見は同じ地球人。タコとかグレイみたいな外見じゃないんです。言葉も翻訳機経由でなんとか通じるレベル。 ここまでの条件が揃っていると生まれた星の場所が違うだけで同じ人類と思うのも仕方なしかと…… だから降参は白旗でいいだろうと考えるのは自然。
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