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丹野、美人の後を尾行し、会社を突き止める。しかも会社に勝手に入り込み、受付に彼女のデタラメな名前を名乗り、美人の名前を聞き出そうとする。
これ、相当賢くないと出来ない…… 違う名前を名乗って、正しい名前を聞き出すなんて普通の人間には出てこない発想。受付も直接名前を聞かれれば答えないだろうが、間違った名前でワンクッション置くことによって油断したんでしょうね……
結果、美人は「太陽物産総務課 冴島時子」だと言うことがわかる。
丹野はそのせいで会社に遅刻し、上司に大目玉を食らうも、時子のことで頭が一杯で蛙の面に水状態。
定時になり、丹野は会社を飛び出し太陽物産に。今度は自宅まで尾行。近所の人間が丹野を興信所の人間と勘違いしたことでいらんことまでペラペラと喋りだす始末。そのせいで彼女は実質丸裸に…… 昭和のコンプライアンスが酷い。
丹野、ついに時子と直接接触。声を聞くためだけに太陽物産に電話など序の口(業務妨害です)、同じ電車に乗り、抱きしめる(多分わざと)も、「いいえ」と許してくれたことで「天使のようだ」と勘違い。
もうダメだこいつ……
丹野、時子にのぼせ上がり仕事に手が付かなく、残業を命じられる。こんな時こそ時子の声を聞いて癒やされたいと太陽物産に電話。八時と普通は仕事終わってる時間にも関わらずに時子は電話に出てしまった。どうやら、待ち合わせの電話と間違えた様子。
丹野、半狂乱で太陽物産に。すると、時子は人目を忍んで見慣れない男の車に乗り込む。
行き先は和風のラブホテルだった……
丹野は時子の情事を妄想し、苦悩し、絶叫する。
丹野は待った…… 時子がラブホテルから出てくるその瞬間を!
時子はラブホテルよりナイスミドルのオッサンと共に出てきた。彼氏と思いたいが、多分不倫相手。時子は上司の愛人かカキタレだった!
丹野はコーラのビンで、男を殺害。一撃で頭蓋骨陥没の即死。丹野の外見はひ弱なメガネだが、実は強いパターン。藤子不二雄A作品あるあるですね。
時子もコーラのビンで殺害されてしまう。時子さん…… 怪しいところはあったけどなにもしてないのに……
「と 時子さん…… ぼくは幸せです!! こうやってあなたを抱くことが出来たのですから……」
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