アポロの歌 全2巻(1巻の場合もあり)

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今回の転生はこれで終わりかな? と、思ったら、照吾の切断された腕一本からクローンが作成され合成人が誕生。そっちを秘書にした方が合成人からすれば合理的だそうな。 しかし、女王シグマにバレて激おこぷんぷん丸。科学者は渋々、殺した筈の照吾を復活させることに。脳さえあれば他の体は合成肉で補い何度でも復活可能だそうな。火の鳥復活編の2483年より技術が優れている2030年とは一体…… 女王シグマ、復活させた照吾を連れて箱根で隠遁生活することを決意、理由は「やりたい」やることで愛を知り完璧な女王になりたいだそうな。しかし、相手は愛を憎む男だったことが運の尽き。女王シグマは箱根の火山のマグマに投下されて殺害。 究極生物カーズ「マグマに落ちて生きている生物なぞいるわけがない」 ゴジラ「せやな」 第八使徒サンダルフォン「全くだ」 アグナコトル「ありえないな」 ここからが最高にホラー。女王シグマ、シレっと復活。なんでも指を一本切り落としてそこからクローンを作ってきたそうな。記憶の継続性もあるらしく「やろう」と吐かす始末。その度に殺害してマグマの中に捨てるも次から次に復活し「やろうやろう」と迫ってくる始末…… 照吾が「生殖器がないから出来ない」と言った後に復活した個体は飾り物の生殖器をつけて登場。 何なのこいつ…… 結局、ビビンバ首相にバレる。シグマ女王が生殖器をつけてしまったことにショックをうけたビビンバ首相は「お前、もういらんわ。別のクローン個体を女王にするわ」と宣告し、シグマ女王から女王の座を剥奪。 ここまで書いた時点で気がついてると思いますが…… 分裂繁殖達成してますよねこれ。 「下等なアミーバー(原文ママ)なんかはオスもメスもくそもない…… からだを二つにちぎって…… どんどん増えていくんだ…… 人間もああいう風になると便利なんだがなぁ」 これこそが照吾の望む「愛」の無い便利な世界です。先述の照吾の右腕より作られた合成人照吾はこれを喜んでいる様子。しかし、オリジナル照吾の方はシグマ女王を愛し始めているのであった。なんと、転生3回目にて「愛」の尊さを知ってしまったのだった。 でも、照吾は「やりすぎた」故に許されることはない。今度はオリジナル照吾が合成人照吾に殺される(きゃあ、じぶんごろし)ことで死に別れるのであった……
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