自分自身との約束通り

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 いつもの冷たい藤堂さんの声。 ……ではなく、抱きついたときの優しい声。  「あのっ、好きです!1人の女性として!」  声が裏返り、いつもの様に話せない。  「はい……?」  よし、もう一度ちゃんと……。  「藤堂りなさん!1人の女性として、 貴女のことが好きです!付き合って下さい!」  その時、冷たい藤堂さんと目が合った。 やはり先輩後輩がベストだろうか……? けど、伝えた事に後悔はない。 後は待つのみなんだ。  「ごめんなさい。」  「私も好きで今日伝える気でいたの。」
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