-鞘を求めて-

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14 貴方は全力で掴みかかる腕達を振り解きながら突き進んでいく。腕共の洞窟を抜ける頃には、貴方は全身凍えきってぶるぶる震えていた。きっと唇は青く、血の気を失っていることだろう。腕から逃れた先にあったのは、溶岩の流れる川が近くに見える空間だった。今の貴方は凍えているが、きっとここに留まり続ければ、熱気で命を落とすことになるだろう。 ボッフォオオオオオッ! 突然閃光と共に、高熱の炎が貴方の居る反対側に向かって放射された。放ったのは……フレイムイーターだ! どういう理屈かは分からないが、フレイムイーターは貯めこんだ炎や熱を放出することができるようだ。そして今それを放出したということは、あの攻撃を貴方が喰らう心配はないということだ! フレイムイーターは貴方に気付いていない。 こっそり近づいて一撃を浴びせる→https://estar.jp/novels/25798313/viewer?page=13 フランベルジュの魔力を使う→https://estar.jp/novels/25798313/viewer?page=77
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