-鞘を求めて-

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54 「へえ? これは……ああ、見たことあると思うよ。一種の暗号……いや、独自の表記、かな。どういう由来か聞いても良い?」 貴方は経緯を話した。ただし、占いについては触れないでおいた。 「正しい道順が示された古文書ねぇ。ふむふむ。であるならコレは……分かれ道を表してるのかな? 情報が少ないから細部が分からないけど、多分こういう解釈だと思う。左右がわからないからどっちかが正解のはず。安全な道順だって言うなら、どちらかの進み方で危険があったなら、それは左右が間違っていたって事だと思うよ」 ●左右左右中右 ●右左右左中左 片方、もしくは両方をメモしておく 貴方がお礼を言い、代金を聞くと、 「いやいや、面白い経験をさせてもらったからお題は結構だよ。またこういうのを見つけたら持ってきてくれれば良いから」 と固辞された。もう一度礼を言って貴方は本屋を去る。 岩場へ向かおう→https://estar.jp/novels/25798313/viewer?page=75
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