-鞘を求めて-

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2 貴方は不穏な気配のする左側を進む事を避け、真ん中の道を進むことを決めた。道は時折蛇行しつつ水平方向に伸びていた。不意に強い風を感じたと思ったら、渓谷とも呼べそうな大きな谷間が現れる。向こう側へ渡された細い橋というか石の足場は当然ながら持ち手がなく、不安しか無いものであった。意を決した貴方は恐る恐る橋に近づくが、足を賭けるかどうかのタイミングで足場に亀裂が入り、飛び退いた貴方の目の前で奈落の底へと崩れ落ちていくのだった。こうなっては他の道を行くしか無い。どちらの道を行こうか? 戻って右に進む→https://estar.jp/novels/25798313/viewer?page=46 戻って左に進む→https://estar.jp/novels/25798313/viewer?page=47
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