-鞘を求めて-

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83 アイオライトは貴方の掌で冷気を放っている。すると荷物の中にある赤い宝石が熱を放ち始めた! 熱気はやがて、アイオライトの冷気とふれあい パアンッッ! 二つの宝石は弾け飛んでしまった。 ●赤い宝石を失う 呆然とする貴方の後ろで不吉な音がした。 ピシッ 嫌な予感に音のした方を見ると、氷柱の幾つかに亀裂が入っているのが確認できた。このままでは崩落するかも知れない、そう感じた貴方は急いで洞窟の入り口まで戻るのだった。 幸い入り口まで戻った貴方は崩落に巻き込まれることはなく無事であったが、氷柱の崩壊に伴った振動によってか、洞窟入ってすぐの左側の通路の一部が埋まってしまった。無理に進めば戻れる保証はないだろう。貴方は仕方なく右側の通路を進むのだった。 右の道へ→https://estar.jp/novels/25798313/viewer?page=33
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