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「今日はありがとう!楽しかった!」
「勝手にしすぎ」
「勝手にしろっていったの
そっちだもん」
「遊びじゃないって言ったはず」
「遊びじゃないもん私も」
「遊んでたでしょ?」
「遊びじゃなくて勝負してたの
どっちが先にうそつくかってやつ」
「それなら確実に僕の勝ちじゃないですか」
「いや、あの言葉のあとについた嘘
って設定したら私がお母様についた嘘が
最初じゃない?
ねぇ、そうでしょ?
これ勝ちじゃない?」
「じゃあ勝ちで良いんじゃないですか?」
「ちょっとどうなのよ?」
「正確にはそのあとに
どこ行くか聞かれて
地獄
って答えた僕の嘘が先です」
「ホントに?
やられたわ」
「もう勝てないんじゃないですか?」
「じゃあとっておきのやつだす」
「どうぞ」
「友達だって嘘
お母様にバレてました」
「それのどこが勝てそうなんですか?」
「いや、それでもなお
仲良くなりましたので
拓磨くんの連絡先を教えて下さい」
「いやです」
「分かりました
では一人で勝手に会いに行きます」
「ちょっと待って
さっきのやつ本気?」
「私が嘘ついたことあった?」
「下手な嘘と母さんに1回ずつ」
「知らないぞ~?
教えないとどうなることやら」
「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、分かったよ」
「よし」
「教えるから勝手に行くなよ」
「分かってるって」
「なんか悔しいな」
「言ったでしょ?
とっておきのやつだすって
あなたは私には敵わないのよ」
「全部勝ってる気がするのに悔しいな」
「お母様のところ行くとき教えてね」
「もう行かないかもな
息子は来るなって言われたから」
「私はまた来てねって言われてるからな~」
「分かったから
またじゃあ連絡するよ」
「ありがとね」
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