転生しても変わらない

序盤だよ

俺は白い部屋で目覚めた。
そして俺の脳内に声が聞こえてきた。
「カミダヨ」
すかさず俺は返答した。

「ドコダヨ」
「ココハネ、ココハネ、天界だヨ」
「いいからここから出せ！」
俺は部屋の中で暴れまわった。

「やめろ、勇斗！落ち着けぇー！」
勇斗はピタリと暴れるのをやめた。
「わかった、だかここは何処なんだ！」
(それさっき答えたよね？)
「天界でございます。」

「俺死んだのか？」
「ええ、先程の手を抜いた用なプロローグで勇斗様は死にましたよ」
「馬鹿な！身体はあるぞ、わかった監視しているのだな！」
勇斗は部屋の中を調べ回った。

「無い、監視カメラも何も」
「当たり前だ、身体は一時的に再生してあるのだ」
「何だと、一時的にってのはまさか」
神は不気味な笑いをしてこう言い放った。

「貴方様は誤って殺してしまったのだ。
だから貴方様を…」
神が喋っている途中に質問をする。
「トラックの運転手、可哀想じゃ無いのかのか？」
「なぜそう思う、勇斗よ」
「だって、『誤って』と言っていたのはお前が操作したからじゃないのか？」
「いえ、あれは私が運転したトラックでございます」

勇斗はドドッとずっこける。

「だから勇斗様に新たな人生をプレゼントだ！」
「神よ、これってなろう系にしようとしているのか？」
「フフ、最近なろう系にハマっていてな、あーそれ！」