第六曲 六甲おろし

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振り向かなくても すぐに判った… 毬江の…澄んだ声。 「長沼くん…」 振り向くと… それなりに年月を経た毬江。 おそらくは 僕が見ている毬江の髪と同じ程 僕の髪にも…霜は降っている…。 長い年月がそこに 横たわっていた。
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