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「和子さん・・和子さんは僕をとても満足させてくれた、でも和子さんみたいな普通の女(ひと)がどうしてこんなに素晴らしいテクニックをお持ちなんですか?」
「えっ・・」
「気を悪くされたらごめんなさい・・でも知りたいんです」
和子さんは思ってもいなかった質問に少々意表を突かれたようだった。少しの間沈黙が続いたがやがてか細い声で話し始めた。
「あたし・・あたしね・・主人に、主人に調教されたの」
(調教・・?)
話しはこうだった。和子さんの亡くなられたご主人はいわゆる精力絶倫の人であったようだ。しかしその半面、とても自己中心的な人でもあった様で、妻を満足させるより自分の快感を優先したと言う。
だから、夫婦生活も夫の満足が中心になりどこで覚えてきたのか和子さんに様々な男を満足させるテクニックを教え込んだそうだ。
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