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「また、いらして下さいね」
和子さんは頬笑みなが私の手を握った。
私の手のひらに何かが触れる。
同僚と別れ自分の通う駅へと歩いている時、
その手のひらを開いた。
そこには小さな紙切れがあった。
そして走り書きの様に急いで書いたとおぼしき
携帯の番号が書かれていた。
和子さんはまだこのスナックに入ってまもない新人で
水割りを作る手つきもぎこちなかった。
「ごめんなさい・・まだ上手くできなくて」
謝る和子さんだったが私にはかえって
その仕草が新鮮に映った。
年齢は私よりひとまわり上の六十代半ばだと言うが、
微笑むと笑くぼが出来る愛嬌のある顔立ちをしていた。
それに、色白ですこしぽっちゃりとはしているが
豊満なバストは私の様な熟女好きにはたまらない女性だった。
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