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ケイアス、翔ぶ
むおおおおお
最後の、最後のエネルゲを使いきり、次元ホールを造り出すグラフマ。
「ケ、ケイアス。
いるか?」
「お近くに。」ブラグマ直属のシノビであるケイアス・ブラッドは、跪いて声を出した。
「行け。
この穴から城の外へ脱出し、
そして、王が、
王子たちがどうなったのか想念で調べ、
そして、
お前の判断で動いてくれ。」
「わかりました。」
ケイアスは一瞬、自分は傭兵ギルドから派遣されただけの、ただの雇われであると言おうとしたが、その想いを打ち消し、躊躇なくその次元ホールへと飛び込んだ。
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