🎠 prologue

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         入学式。 これから通う高校は私立の女子校だ。 共学ではないし、ろくに恋愛もできないだろう。 だからこそ、憧れた。 男子がいないからこそ、充実した生活が送れるのではないか? 今年の入学者数は30人。私立だし、そんなもんなのか。 当然、クラスは1クラスだ。 ?:「南、おはよう」 振り返ると桃がいた。 桃は小学校の頃からの幼なじみで、家も近く家族ぐるみで仲が良い。 桃:「今日から私たちも高校生とか信じられないわ」 私:「本当に。凄く年をとった気分。」 桃:「やめてよ。まだ高校生w」 新しいクラスの仲間たちが続々と教室へ入ってくる。 入学前から既に知り合いが出来ている子も多いようで、 次々と出来ていく輪を見て少し怖くなった。 その中に1人ポツンと席に座る子が目を引いた。
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