-

10/29
前へ
/88ページ
次へ
「えっ、何であなたに否定されなくちゃならないのまじ意味分からない、あなたにぼくの何が分かるのまぁ分かろうしなくていい、もういい帰ったら。さよならありがとうごめんねごめん、なさい」 最後泣きそうになりながら誠心誠意謝った。 「麻痺ちゃん何勘違いしてるの。俺が麻痺ちゃんに会いたいって思って勝手に来たのは俺だしネットで出会ったのだから少しは思ってたのと違うのはお互い様じゃない。ってかそれはチャットでも話したか、俺はリアルの麻痺ちゃんに会って話したかった。声聞きたいって言ったら「通話苦手」「声ブス」って言って断られた。会いたいって言ったら「遠い」って言われて「なら行く」って言ったら「遠いから無理しなくていいよ」って訳の分からない言葉で断られた。遠いってそこまで遠くないし無理も何もしてないのに勝手に決められて勝手に断るし何なの、"そんな振り"させていざ告白したら落とされる期待しては断られる」 「...すみません(ぐうの音も出ない。だって実際ネットだし)」 「あーあぁ!!でも、実際こんな可愛かったらヤバイじゃん...!!」 何この人キモイ。何照れてんの。だからこれ化粧だって、化けてんだよ。分かってる?女は化けてなんぼだよ。もしかしてうぶな子なの? 「ねぇ麻痺ちゃん。死なないで引っ越すなら本当に俺と一緒に住まない?ううん住んでほしい。こんなこんな可愛い子他の男に取られたくない見られたくない近寄らせさせない。彼氏いないでしょ俺と付き合ってよねぇ麻痺ちゃん、麻痺ちゃんここまで来たんだよ。俺、麻痺ちゃん好きなんだよ好きになっちゃったよ。どうしてくれるのねぇ、麻痺ちゃん」
/88ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加