あっ

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何この人本当に面倒くさい〜！

「やっぱり麻痺ちゃんもそうなの」

「そうなんのってどういうのか分からない」

「でも好き」

「意味分からない。そんなんじゃ相手に伝わらないよ。女の子は特に。ちゃんと自分の言葉で伝えなきゃ伝えたい事も伝わらないし後悔するのは自分だよ翠君」

あっ、いつもチャットしてるように言っちゃった。自分の論を美化して押し付けて最悪。カッコ悪。

「やっぱり麻痺ちゃんだ」

だから何でこうなるのーー。思った事言っただけじゃん。それにいい加減『麻痺ちゃん』やめてよ。厨二感満載で恥ずか死ぬだけど。ほんと麻痺しちゃう。...こういうとこが自分、バカだと思う。

「着きました。お待たせしてしまい申し訳ありません。今ドア開けますので少々お待ち下さい」

いつの間にかは車は止まり黒い服の人が言い車から降りこちらに駆け寄る。何だろうこれテレビで見るあれみたいじゃん。ってここ、どこ？ドアを開けられ"休める場所"と言われたのだが、ここはお屋敷やお城が似合う建物。何ラブホ？