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「なっな何であなたも!?」
「あぁこれか。マイク付けたままだった」
あぁそういえば〜的な軽い感じに耳に付けていた小型物を取って見せてきた。何そのテレビでよく見る盗聴器みたい物。何その発想。この人ガチだ。何かとは分からない。恐怖を感じた。何か怖くなった。怖い怖い無理もう無理。
「すみませんお手洗いお借りします」
言い訳をしすぐ部屋を出た。そして真っ直ぐ走った全力前進で走って走った。命の危機を感じたからこの家から出る事に。来た道を辿って戻ればいいだけの話だ。よし、このままだと出口に...あれ??ここどこ。こっちだっけ、ってここ行き止まり。ならこっちはー、来た事ないから違うか。だったらこっ...
「まひる様。お手洗いはこっちですよ」
「ギャーア!!」
幽霊と出くわしたみたいに会っては行けない人に会ったみたいにビビり散らかした。
「そんなに我慢されていたのですね。すみませんもっと早く気付けばあんなに猛烈に走らなくてよかったのに。方向音痴なのは翠から聞いていましたがあそこまで酷いとは...それか一心不乱になるまで尿意が限界だったとは」
この人分かった。絶対Sだ。それに時々トゲがある言い方をする人。蛆虫を見るような目をしてる。うん、この人も危険な香りがする。
「あっ、ありがとうございますー」
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