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終わりの日まで、残り5日
今日、青年は、警察に電話をかけた。
これ以上嫌がらせが続いては、生活に支障が出る。いつまでも恐怖に怯える生活など、まっぴらだった。
「嫌がらせに遭っているんです。脅迫もされています。このままでは何があるか分かりません。助けてください」
しかし、警察はまともに取り合ってはくれなかった。
「そう言われましてもねえ。女性だったら、ストーカーとかまだ分かるんですがねえ。お宅、なんかしたんじゃないですか?」
返ってきたのは疑念と人格否定の言葉だった。当然、守ってくれる気配などない。
警察は当てにならないと、諦めるしかなかった。
こうしてまた、恐怖と闘いながら、一日が過ぎていった。
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