第21話 千載一遇

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小倉兄弟のうちの4人。バクヂ、エンジ、テツロー、シオリが日本の南にあり、父親の故郷である”ナンカイ”に来てから3年。 4人は、その”ナンカイ”の南部にある”キンカイ”の東部を占めている”サード海”を中心に活動し、そこで暗躍している武装組織”バジリス国”の”キンカイ中隊”を壊滅させるべく、調査を休日に進め、平日は各地で働きながら、特訓に励んでいた。 今は、金曜日の午後2時半。 バクヂは”ネ島”を拠点にしている軍隊で、厳しい訓練。 テツローは”カクセン諸島”の坑道で、常に危険と隣り合わせの中、資源の採掘。 エンジは常夏の”クチノ島”で、噴火警報が継続している”エラブ火山”の麓にある温泉施設でアルバイト。 シオリは常冬の”エゾ島”の南部にある”ニムオロ市”にある店で、アルバイトに励んでいた。 そして、46分を過ぎた頃・・・ この海で恐ろしい事が起こった。
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