0人が本棚に入れています
本棚に追加
その頃、エンジのいる”クチノ島”の東部。
「何だ!? 地震か?」
「きっと火山が大噴火したんだ! 逃げるぞ!!」
「揺れが収まってから、外へ避難して下さい!!」
パニックに陥た客に対し、エンジは冷静に出口へ誘導した。
彼がいる地域でも、大きな揺れを感じた。
(ここへ来てから、こんなに強い揺れはねぇ・・・ まさか・・・)
揺れが治まると、エンジは近くの”エラブ火山”を確認した。
しかし、火山は相変わらず、いつもの噴煙を上げている姿のままだった。
(みんな、大丈夫かな・・・)
胸騒ぎを感じているのか、エンジはシオリのいる”極寒海”のある南を見つめた。
最初のコメントを投稿しよう!