可愛い彼女と俺の恋

57/80
前へ
/1123ページ
次へ
 「どうしたの2人共。私が買い出し行ってる間に仲良くでもなったの?」  茉莉はステーキ弁当を自分と滉の前に置き、俺には豚角煮弁当を差し出しながら首を傾げる。  「なんで俺がこんなおっさんなんかと!!んなわけねーじゃん!なつこ昔から北海道大好きだし、濃厚なミルクのソフトクリームめちゃくちゃ好きだし!」  「去年テレビで紹介されたそこのソフトクリーム、デパートで物産展やってる期間中何回も買って一緒に食べたんだよ!あの時の夏実の幸せそうな顔ったら……。」  「俺もソフトクリームの画像見せてもらったの去年の秋!!……っておっさんあの時一緒に居たのかよ!?」  「当たり前だろ!俺を夏実の何だと思ってるんだ?!彼氏だぞ!」  滉も俺も火が付いたように口々喋り出したから 「やっぱり仲良くなってんじゃん。」  と、茉莉がボヤく。  「「だから仲良くなってねぇって!!」」  「仲良く」を否定したくてまた口から出たのがユニゾン3回目だったので、俺も滉もお互い恥ずかしくなりその後は黙って飯を食い始めた。
/1123ページ

最初のコメントを投稿しよう!

450人が本棚に入れています
本棚に追加