可愛い彼女と俺の恋

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 そんなわけで、俺と夏実が帰宅したのは22時過ぎ。  色んな意味で濃い14時間を過ごした俺は心身ともにクタクタだった。  「私、先にお風呂入ってくるね。」  「あー、俺も早く汗流したいから長風呂控えてくれる?」  「湊人もお疲れだもんね。サッと済ませてくるねー♪」  いつものように夏実から先に入浴を済ませてもらうことにして、俺は可能性としてあり得るかもしれない両家からの寝室チェック対策と、翌日のタイムテーブルの整理を同時に行う。  (えーっと、明日の11時に車で迎えに行くから明日は早めに起きてベッドシーツの交換と消臭スプレーかけるのと……。  いや、スプレーよりはアロマとか焚いてみた方がいいんだろうか?買わなきゃ無いんだけど。  あと、ゴムは一個だけ残しといて箱はどっかに隠して……ゴミ箱の中身も空にしとくのを朝忘れないようにしないとだな。)  ……とまぁ、そんな事を脳内で展開させつつ、冷蔵庫から今日のジュースの残りをグラスに注ぐ。  「それにしても今日はすげー疲れた……。」  夏実のグラスはカウンターに置いて、自分のはその場で一気飲みして一息を吐いた。
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