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線と円の練習によって体力が上がった私は、早速、キャラクターを描く練習を始めた。
やっぱり、可愛いのとか、かっこいいキャラ、描きたいじゃん?
しかし、色々と模写をしてみたが、お手本が無いポーズは描けない問題が発生した。
助けて本屋さん!と、本屋に駆け込んだ私は、人物の描き方の指南書を手に取った。
そこには、お姉さんやお兄さんが、絵描きの為に、正真正銘、ひと肌脱いで大暴れしている写真が載っていた。
「わぁぉ、・・・なんてこったい」
後に購入することになるその本を、当時の私は、パタリと閉じて、そっと、棚に戻すのであった。
絵の道は、険しい。
まずは、出来そうなことから始めよう!
目標は高い方がいいが、高すぎる目標は意欲を削いでしまうというからな!
動揺を打ち消すように、目を付けたのが装飾だった。
民族衣装や、文様、パターンアートやボールペンイラストというのも良い感じだ。私は、その中からパターンアートの本を購入した。
線と円の練習が生かせそうなその本には、模様の描き順が載っていた。
一見複雑な模様でも描き順が載っているから、どこから描き始めたらいいのか分かりやすいし、身近な物を図形化し、単純化して考えるという知恵を手に入れたのは、大きい。
リアルなものをデフォルメして描くということが出来ると、お手本は、誰かが描いた絵に限定されない。
目に映る全てが、お手本になるのだ!
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