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「させるか!!」
ウィリアム=ブラックスミスは気付いていた。
目の前の女は王国の一大イベントをかき回した黒幕であることは間違いない。聖都内でのテロリズムにおいて、それぞれの力量からは単独では到底実現できるものではない。
なら、内通者か、それに類ずる者と強いパイプのある者が確実にいる。それが目の前の女であると確信していた。
そして、ペンダントから発せられる魔力が、大ダメージを受けたファブニールの再起動を誘引していることも肌で感じている。
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