謎切れ

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謎切れ

ed4edd89-6851-48d1-a0a0-a0b8eaee3da6  去年の秋に夫はリストラされた。毎日ゲーム三昧でグズグズしていたが、ようやくハローワークに通い始めた。  そこで私は毎日、お弁当と水筒を持たせていた。外食させるお金など、どこにもないからだ。  私のパート先スーパー『サニーサイド』の定休日は木曜で、私の公休日は日曜と水曜。  木曜は家事を済ませると、通信制の短大の勉強をして過ごしていた。  日曜は教会での礼拝と無料昼食会のボランティア。帰宅すると家事の合間を縫って短大の勉強。  水曜は外出せずに自宅で短大の勉強。自宅マンションに共同購入のトラックが来る日でもあるからだ。  十一月上旬のある水曜。  共同購入のトラックが来たので、注文書を渡して玉子やジャガイモと新しい商品カタログを受け取って自宅へ。  ダイニングルームで次週提出用の注文書を書くために、赤ペンを片手に商品カタログのページをめくっていた。  するとパート先であるスーパー『サニーサイド』から悪夢のような電話が。
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