境界のロゼット

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○組織 ・梟会(キョウカイ)  暗殺組織。  「梟会」は裏世界での通称であり、表の名は「宗教法人ふくろう会」。  縁起が良いとされる梟にちなんだ偶像「ふくろう様」を崇拝し、布施を納めると信者に福を与えるとされているが、その実態は、信者から暗殺の依頼を受け、始末するというもの。  多くの構成員を持つ。  構成員の多くは大人であるが、「児童養護施設 福の巣」の児童を使った暗殺も行う。 ・児童養護施設 福の巣  表向きは児童養護施設だが、実態は、児童を暗殺者として育て上げ、ふくろう会で請け負った依頼をこなさせるというもの。  ふくろう会とまとめて梟会と呼ばれる事もある。  裏世界において、意図せずに生まれた子や存在を隠さなければならない子等が預けられるので、親元へ帰る子はいない。  主に戦闘行為で暗殺する戦闘要員と、戦闘行為以外で暗殺する非戦闘要員に分かれる。  暗殺者としての成長が見込まれない児童は、引取先の護衛という名目で、里子や養子に出される。  退所後は、腕が利く者は梟会直属の暗殺者となり、そうでない者は自分で道を探す必要がある。 ○梟会用語 ・フクロウ  梟会の暗殺者のこと。  梟の能力をもとにして育てられ、隠密さ、夜目、視覚や聴覚の鋭敏さを高められる。また、音もなく殺す技術を重視される為、銃は使わない。 ・クチバシ  ダガーナイフのこと。 ・ハネ  スローイングナイフのこと。 ・ツメ  刃を仕込んだブーツのこと。踵を強く打つと、つま先から刃が出る仕組みとなっている。(※) ・梟のペンダント  梟の形をしたペンダント。梟会の暗殺者の証であり暗器。嘴の部分を押すと針が出るので、必要に応じて毒を塗って使う。 ・ネズミ  ターゲットのこと。 (※)第9話では、壁際まで後ずさったタイミングで、踵を壁に打ちつけて刃を出している。
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