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「いいよ。」一緒に教室に戻りました。席に座って、すぐ田中先生の声を聞いた。
「めずらしいね、匠くん。同級生と戻ること。」
「そうかも。とにかく、放課後約束があるから、さき帰って下さい。」
「え?大丈夫の?」
「もちろん。盲人だけど、ばかじゃない。」
田中先生は母に電話して後で、やっと小山さんと会った。一緒に学校の近い公園に行った。ベンチに座って。
「ねえ、小山さん。髪形はどうですか。」僕は想像したいから、知りたかった。
「髪?あの、長くて、黒いです。長さはおなかまでぐらい。普通にポニーテールするけど、今日はない。」
「分かった。ありがとう。」
「想像できないなら、さわっていいよ。」声が震えた。まさか、照れるの?「本当に?」
「うん。」急に僕の手を握って、髪まで案内してくれて。髪は厚く、いい感じだった。
「きれいと思う。小山さんの髪。」
「以外に、中川さん、けっこう真っ直ぐな人ですね。」僕は手を引いて、彼女の表情を想像して。
「そうなの?」
「うん。」僕は自分のことそういう風に見えなっかった。
「表情が見えないから、多分僕に言いやすいことは多いかも。」
「私もそう思う。じゃ、漫画についての勉強を始めましょうか。」
「やりましょう、小山先生。今日どんな漫画を持ってるの?」
「先生って。ええと、今日の漫画のタイトルは『キスクラッシュ』です。内容はカプルがキスしたいが、いつも遮った。」彼女は漫画が僕の手の上に置く。「漫画の形多分知るけど、さわってほしい。」
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