付和雷同

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人生の一番幸せな日だ。そしてやっと詩織の表情と全部の姿を見えた。きれいな笑顔だった。 「見えるの?」 「全部。あきらか。あんたはやっぱりきれいな人だ。」 僕が泣いた。詩織は僕をだきしめた。 「見えるの、よかったんじゃない?私だけのに…」 「よかったよ。ダサいことを言って欲しいの?」 「うん。漫画みたいで、お願い。」 「あなただけを見えることは、あなたは僕の新しい世界になったから。暗闇から助けてくれて、ありがとう。」 「うわ、ダサい。でも感動する。こちらこそありがとう。漫画は事実になったから。あ、試験だ。早く!」 詩織はドアのほうに逃げた。 「ちょっと待って。僕と付き合って下さい!」と大声でさけんだ。 「よろしく。」 彼女は戻って、僕の腕を握って、一緒にビルに戻した。笑顔で。 そういえば、漫画の終わりは大体同じだった。アケミちゃんとコウヘイくんがやっとキスして。めでたしめでたし。               終わり
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