2.ここはどこ

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2.ここはどこ

_______... あれ、   何か、、、   何か聞こえる。 天国?できれば天国がいいなー、 地獄は怖そうだし、マグマとか暑そうじゃん?そんなの嫌だよ俺。 恐る恐る目を開いたそこには クリーム色のとても綺麗な柄が入った天井が目に入った もっとしっかり見なくてはと思って目を擦ろうとする 、、、ん?、、、え? 俺、こんな手小さかったか?しかもムニムニというかプニプニしている気がする。 「あら!起きたみたいだわ!」 「ほんとだね。」 という会話が上の方から聞こえてきた ん?上?   そちらへと目を動かすとすごい大きい人がいた   びっくりしたー、しかも近い。 1人はすごく綺麗な女の人で 金色のキラキラとした髪に澄んだ青の色をした瞳で絶世の美女とはこのことだなと言う感じ。 もう1人もこれまた整った顔の男の人で 茶色の髪に茶色の瞳で髭を少しだけ生やしている。大人のお洒落な男の人って感じだ。 俺も将来はこんな感じになりたいと何度夢見たか、、。 「セシルー?起きたのね。いい夢は見れたかしら」 女の人は俺に向けて言っているみたいだ セシル?誰だよそれ。 俺にはちゃんと真冬という名前があるということを伝えようと口を開く 「ああうー!!」 ん?なんだいまの。 「あーうあ!」 俺か?俺が発しているのかこの声は。 "違う"という言葉を言いたいだけなのに「あうあう」しか言えない 待って、、、 この手といい、この声といい、目の前の大きな人間といい、、、まさか 子供? 子供になったのか?嘘だろ??なんで?? 混乱しすぎて頭破裂しそうだ。 試しにでんぐり返しをしてひっくり返るときに足が見えたが、やはり小さい。 この時、でんぐり返ししなくても足を見る方法が他にもあるということに真冬の混乱した頭では考えられないことだった そんな俺を見て 「いま、、見ました?セシルがでんぐり返しをしましたわ!!!」 「ああ、見たぞ。天才すぎる、、。さすがレアーナと俺の子だ」 巨人2人はそう興奮していたのだった _____________...
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