2.ここはどこ

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とりあえず、ここで整理することにした! まず俺の名前はセシル?で、とにかく子供ということがわかる。何歳かはまだわからない。 そして目の前のこのやたら美形巨人の男女は、俺(セシル)の親らしい。 母の方は今の話を聞く限りレアーナという名前のようだ。 そして父の方は、先程執事に「イェルハルド様」と言っているのを聞いたので多分その名前だろう。 そして近くにいるこの執事みたいな人は、ハンスという名前みたい。 とりあえず、日本の名前ではないこと、、そもそも容姿が日本人ではないことが見てわかる。 これってまさかさあ、、 まさかとは思うけど、、、 異世界?転生?的な? それとも夢? 夢にしてはすごくリアルだけど、可能性は無きにしも非ず、、 とりあえずもう一回寝てみたらわかるか? うん、それがいい そう考えて寝ることにした。 子供はよく寝るからきっと大丈夫だろう。 起きてまたこの場所だったらその時考えればいいんだ。 そう自分に言い聞かした ______..... うん、夢じゃなかったぁ だってね、起きた瞬間にハンスが目に入ったんだよ。月島真冬の時はこんなイケおじいなかったもん。 こうなったら、しょうがない とりあえずこの先どうするか考えよう、、 そもそも、俺は男?女? もともとは男だけど、これが第二の人生と過程するのならば断定はできないよな。 鏡、、、見るところないよなあ ちょっと下触るのもなあ、、部屋にハンスいるし、、 何かが許せない、、、 まずは歩けないことには鏡の前に立つこともできない そして、言葉を話せるようにしなければ、、、 「うぇいる」 んー、セシルって言いたいんだけどなぜか”うぇいる”になる 「うぇいる!」 ......なんか悲しくなってきた。中身18歳の男が自分の名前も言えないなんて、、、 「どうかされたのでしょうか、、、」 そう言って目の前に来たのはメイドさん?のような服を着た人 え、、もしかしてここの俺って金持ちなのか? 今さら気づいたのかよとか言わないで。混乱してそんなの考える余裕がなかったんだ。 部屋をぐるーっと見回してみる 大きなクローゼットのようなドアに、天井にはシャンデリアのようなものが吊るしてある。 そしてなんともこの部屋の広さが異常だと思う。 子供の部屋にしてはどう見ても広すぎる、、完全な無駄遣いだよ そんなことを考えながらぼーっとしている 赤ちゃんとはこんなにも暇なものなのだな とりあえずその日は自分の名前であろう"セシル"という言葉をずっと練習した
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