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とりあえず、ここで整理することにした!
まず俺の名前はセシル?で、とにかく子供ということがわかる。何歳かはまだわからない。
そして目の前のこのやたら美形巨人の男女は、俺(セシル)の親らしい。
母の方は今の話を聞く限りレアーナという名前のようだ。
そして父の方は、先程執事に「イェルハルド様」と言っているのを聞いたので多分その名前だろう。
そして近くにいるこの執事みたいな人は、ハンスという名前みたい。
とりあえず、日本の名前ではないこと、、そもそも容姿が日本人ではないことが見てわかる。
これってまさかさあ、、
まさかとは思うけど、、、
異世界?転生?的な?
それとも夢?
夢にしてはすごくリアルだけど、可能性は無きにしも非ず、、
とりあえずもう一回寝てみたらわかるか?
うん、それがいい
そう考えて寝ることにした。
子供はよく寝るからきっと大丈夫だろう。
起きてまたこの場所だったらその時考えればいいんだ。
そう自分に言い聞かした
______.....
うん、夢じゃなかったぁ
だってね、起きた瞬間にハンスが目に入ったんだよ。月島真冬の時はこんなイケおじいなかったもん。
こうなったら、しょうがない
とりあえずこの先どうするか考えよう、、
そもそも、俺は男?女?
もともとは男だけど、これが第二の人生と過程するのならば断定はできないよな。
鏡、、、見るところないよなあ
ちょっと下触るのもなあ、、部屋にハンスいるし、、
何かが許せない、、、
まずは歩けないことには鏡の前に立つこともできない
そして、言葉を話せるようにしなければ、、、
「うぇいる」
んー、セシルって言いたいんだけどなぜか”うぇいる”になる
「うぇいる!」
......なんか悲しくなってきた。中身18歳の男が自分の名前も言えないなんて、、、
「どうかされたのでしょうか、、、」
そう言って目の前に来たのはメイドさん?のような服を着た人
え、、もしかしてここの俺って金持ちなのか?
今さら気づいたのかよとか言わないで。混乱してそんなの考える余裕がなかったんだ。
部屋をぐるーっと見回してみる
大きなクローゼットのようなドアに、天井にはシャンデリアのようなものが吊るしてある。
そしてなんともこの部屋の広さが異常だと思う。
子供の部屋にしてはどう見ても広すぎる、、完全な無駄遣いだよ
そんなことを考えながらぼーっとしている
赤ちゃんとはこんなにも暇なものなのだな
とりあえずその日は自分の名前であろう"セシル"という言葉をずっと練習した
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