2人が本棚に入れています
本棚に追加
「ああ! 立山さーん!? 学生時代悪で鳴らし、一人で暴走族を壊滅させ万引きやかつあげなど、数々の伝説を作りながら腕っぷしを買われ警察になった立山さんが! ビンタ一発でノックアウト!?」
ダメでしょその警察…………
「さあ君はどうする?」
残された警官は無線に手を伸ばし。
「応援を要請します! 事件は会議室で起こってるんじゃない! ここで起きてんだよ! 早く警察呼んでくださーい!」
ダメだ。みんな思った。警察があてにならない。
そう素早く悟った者たちは逃げ出した。
「おや、そこのお嬢さん」
「きゃああああ!?」
逃げ出した雛の右腕をデストロイ総統が握っていた。さすがに身の危険を感じる。
「お名前は? 私はデストロイ総統。よければフリーSNSで繋がりませんか?」
「絶対嫌っっ!」
「お美しいお嬢さん。できたら食事などもどうです?」
「ま、待って!」
言葉を間違えると殺されかねない。
デストロイ総統をよく見る。背が高く長髪のジャニーズのような容姿。しかし、肌が青い。
「わ、わたしと食事してどうするんですか?」
「いえ、ただのナンパです。やはり美しいお嬢さんとの付き合いがなければ人生に張り合いというのも失せます」
地球を征服に来た宇宙人も人生って言葉使うのかなー?
とにかく、
「た、助けてー!」
「待ていっ!」
最初のコメントを投稿しよう!