悪役令嬢の逆転

5/25
前へ
/25ページ
次へ
パトリックは小声で言った。 「エリザ様、このようにしましょう」 パトリックはズボンのポケットから何かを取り出して見せた。 「「キャンディー!!」」 パトリックはキャンディを持ち上げて言った。 「ぐっと我慢して薬をのめばこのおいしいイチゴ味のキャンディーを差し上げます」 元々の私ならこんな速法に騙されないけど、今は私は2歳~3歳に留まる子供だ。 「「本当に!!」」 「本当ですよ」 私は微笑んでシャーロットがくれた薬を飲んだ。 錠剤をいくつか口に入れてすぐ水コップを傾けてがぶがぶ飲んだ。 しばらくして、私はよろよろと地面に座り込んだ。 「エリザ様!!」 私は大丈夫のように手を振った 私はゆっくりとパトリックの手を取り合って立ち上がった。 「···すまない」 私は空いている席に座った。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加