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鷲尾さんは最後のセリフを、俯いてる真琴さんに吐き捨てた。
「なんやこれ」続けて、私が持ってた白鳥さんの置き手紙を抜き取って、それを読んだ。
「で、お前らの子どもはどうしたんや?」鷲尾さんはその紙をつまんで高い位置で揺らしながら、真琴さんを覗き込んだ。
「⋯⋯堕ろした」
「まっ、当然やんな。お前は祐也が好きやったんやなくて、祐也に好かれてる自分が好きやっただけやもんな。いい加減気づけよ」鷲尾さんは上から刺すように真琴さんを睨みつけた。
「そんな人との子どもや。一人で育てられるわけがない」
「違う」
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