星が絶え果て、星座が朽ちる。

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「違わん。実際、お前は裕也を一度も捜さなかった。捜そうともしなかった。心から裕也のことが好きだったら、普通は死んだ証拠が出てくるまで血眼になって捜すやろ。結局、お前は自分を悲劇のヒロインに仕立て上げて、悠々とその姿に陶酔してただけ。ただただ利己的な行動で俺とお前の関係を壊したお前は、勝手に死んでいった星座の中の恒星以下や」そこまでまくし立て、鷲尾さんは大きく息を吸った。 「何が『利己的な行動』や。何が『その行動が周りの全ての関係を壊す』や。自分が一番、利己的な行動で周りの関係を壊してんねんぞ」  真琴さんは口を一文字に結んだまま、床ばかりを見てた。
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