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酔っ払って目が覚めたら、隣に美少年が裸で寝ていたとか本気でヤバい
ヤバい……。
非常に、ヤバい。
目の前に、裸で横たわるのは。
「zzz………」
無防備に、健やかな寝息を立てているのは。
谷嶋尊流
17歳の、高校2年生。
あ、睫毛、長……。
寝てると、はっきり分かるなあ。
綺麗なお顔。
……なーんて。
まじまじと見つめて。
彼女いないなんて、ホントかな……。
酔ってたのに、ハッキリと思い出せる、甘いセリフ。
『俺、マジに惚れてんだけど』
『彼女? いないよー! オレ理想高いんだよー』
『ずっと好きだったんだ』
……絶対うそだ……。
とろけるようなキス。
肌をすべる指先。
それから……。
うわぁ!
思い出しただけで赤面してしまう!
同時に。
体がウズウズする。
うわぁ! うわぁ! やめてよ! バカ自分!
いくら酔っ払っていたからって!
「……ふわぁーぁ、よく寝たぁ……あ」
大きくアクビして、尊流は私を見て、にっこり。
「おはよ。舞子センセ!」
教え子と、寝ちゃうなんて…………!
わたしのバカァァァッ!
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