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「胸は生理食塩水、300ccも入れたって言ってた」
真治は語り出す、言ってた、と言う事は出会う前には済ませていた手術だろうか。胸と言えば脇から入れるはずだと思わず確認していた、確かに乳房脇の下のラインに沿って2センチほどの傷跡がうっすらとある、関係を持てばそれを隠す事はできないから正直に話したのか。
「目も目頭と目尻を切開して大きくして、鼻も唇も歯も好みの綺麗な形に整えて」
元は痩せすぎなほど痩せていた、だから細い部分、胸より下は手を加えていないが、生まれ変わりたい一心で行ったことだ。
「──って、本当に覚えてないのか」
はたと思い聞く、それは空羅自身から聞いた話だ。
「うん。生理食塩水かあ」
思わず胸を掴んでいた、十分本物とたがわないように思える。感触を確かめていると、その手に真治の手が添えられて、紗栄子は異常なまでに驚いてしまう。
「や……触らないでよ!」
「ふふん、こんなプレーもいいな」
紗栄子の小さな手ごと、大きな乳房を揉み、揺さぶった。
「馬鹿なことを!」
紗栄子が手を離すと真治の手も素直に離れたが、今度は左腕が腰に絡みつき固定し、右手は股間に吸い込まれる。
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