プロローグ

6/10
前へ
/153ページ
次へ
「そうですね。僕らにとってはこの道は不利になるし、 あの上で襲われたら 一溜まりもないしね。一番いいのは雨宮さんの舌で僕を向こうまで 放り投げた後、 その舌を向こうで僕が引っ張って雨宮さんを向こうへ 引き寄せます。これが今の僕らに出来る最大の手段かと思います」 僕は策を雨宮さんに説明した。すると雨宮さんは満面の笑みで 「こーちゃんがそういうならやってみよ」 疑う素振りもなく頷いた。 早速作戦を結構しようとした時、 背後から強い視線を感じ 雨宮さんを抱え横に飛び退いた。 その途端、 銃声が響き渡り先程まで立っていた場所の床が ハチの巣になった。
/153ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27人が本棚に入れています
本棚に追加