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その拍子に石に躓き、お尻からコケてしまった。 「あははははは!!」 カヤ先輩は笑い声を上げながらあたしに駆け寄って来る。 逃げ出す暇はなかった。 カヤ先輩に馬乗りになられ、身動きが取れない。 月明かりに光る注射針が見えて全身が震えた。 「助けて!! 誰か助けて!!」 叫んでみても、男子生徒たちはみんなあたしの言葉に反応しない。 完全に洗脳されている。 「大丈夫よ。あなたはとっても好き者みたいだから、きっと楽しい一夜になるわ」 カヤ先輩の言葉の意味が一瞬理解できなかった。 この人は何を言っているんだろう? 「ほら、こうすると気持ちよくなるからね」 首元に注射器が突き立てられた瞬間、理解した。 ヨダレを垂らした男子生徒たちが、徐々に近づいてくるのが見える。 もっと大きな悲鳴を上げて助けを求めないと! そう思うのに、ロレツが回らなくなっていた。 体から力が抜けてフワフワと宙を浮いている気分だ。 195 / 195 カヤ先輩があたしの上から立ち上がり、自ら服を脱ぎ始めた。 近くにいた男子生徒数人がカヤ先輩に手を伸ばす。
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