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それは、ちがうよ。と、沙月に言いたかったが、本当のことを話すわけにはいかない。沙月の幸せを願って決めた決断であるのだから。
「私を幸せにしてくれるんじゃなかったの〜?」
それが沙月が1番幸せになれると思ったんだよ……心の中で優は返事をする。
「私、結婚の時期は別に気にしてないよ。」
「え?…」
思わず、声が出る優。
「やっぱり、それを気にしてそんなことを言い出しわけかぁ。びっくりしちゃった!」
沙月は優に微笑んだ。
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