『公害レベルの二人組』

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 副会長の隣に腰かけた書記の五十嵐 皐月は生温くなった緑茶を口に含み議事録をノートパソコンに打ち込んでいく。  しかし生徒会で出されるインスタントティーというのはなぜこんなに不味いのだろう。  パッケージには綺麗な緑色をした茶の写真が写されてはいたが目の前にあるのは、茶色がかった液体だ。  昆布色とでも言おうか。  正直ペットボトルの茶の方が味が良い。  同じ値段なら安い徳用パックか業務用の茶を購入すれば良いのに。
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