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八話 契約①
ん....、またここだ。
光乃はまた少女が居る空間で目を覚ます
目の前には少女がおりその少女は笑顔で嬉しそうに口を開ける
「凄く早い再開だね」
「ホントだよ....!」
私はツッコンでしまった....って....今はそれ所じゃない。
「あの力は何なの?体が突然、燃えるような感覚に襲われたけど....全身に力が漲る感じだったんだけど....。それで人形ザイテを倒したら全身に凄い疲労感が襲ってきたんだけど!」
少女は相変わらずニコニコしながら説明をする
「それが私の力だよ。本来はもうちょっと戦闘経験と肉体が出来てから契約を結ぼうと思ったのじゃが....緊急事態じゃったのでな。」
「そうだよ!そもそも契約って何?」
「契約はザイテの血液を入れた物との相性が良ければ良いほど結べる物の事じゃ。じゃが実際にこの空間に入れる選ばれる物は少ない。来たとしても能力の契約は2回が限界じゃろうな。四回もわしの力と契約を結べる人物はお主が初じゃ。」
「初....? 他にも私以外の契約者が居たの?それにどうして私との相性が良いの?」
「あぁ、お主で5人目じゃがな。この話はお主がもっと強くなったら話してやる。相性の話も今はその時じゃない。」
その話も気になるけど今はもっと契約の事を聞きたい。仮に契約を全て結んだらザイテをこの世から消滅できる可能性がある。
「二回目の契約はどうすればいいの?」
「それは、お主が一度目の契約を使いこなしたら二回目の契約を結んでやろう。無理な契約は体を破壊させる。」
「そっか....力を制御するにはどうしたら良いの?」
「経験じゃな。とにかく沢山のザイテを倒して力を感じとり操作するしか無い。」
「えぇ....随分と大雑把だね....」
彼女はむぅと何かを言いたそうだが遮って私は一番、気になって居た事を彼女に問う
「何で貴方は私達の味方をするの?そもそもザイテを私達は殺してるのに、貴方は本来ザイテ側に立つのが役目なんじゃ....」
「それは........」
溜める
光乃はその次の言葉に首を長くして待つ
「それは........秘密じゃ」
満面の笑みでそう答える
「って、秘密かい!!」
「ふふ。お主が話す時まで生きてたら分かるぞ」
すると、周りが真っ白になっていく
「あれ....もう終わり!?」
「時間じゃな。次に会うのを楽しみにしておるぞ〰️」
その少女は手を振る
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