七話 覚醒①

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ー現在ー 光乃は目を開け手を見るとあの時の謎の模様は描かれたままだ。光乃はグググと立ち上がる。体は痛い。立つ事は出来るがふらつく。 人形のザイテがこちらに気が付いた ザイテは目標を私に変えて突っ込んでくる 何をそんなに焦っているのか 目の前に居るのは死にかけの女がただ一人 だが、ザイテは本能的にこの女は危ない。危険と判断していままでの全力で突っ込んでくる 光乃は謎の模様が描かれた手を強く握る。 その拳からは真っ赤な炎が出てくる ザイテはその拳に寒気を感じ反射でバックで飛んで回避しようとする。しかし高速で突っ込んだザイテはバックをする瞬間、動きを止めてしまった 光乃はその隙を見逃さなかった 地面を強く蹴りつけ飛び一気に距離を縮ませる たが、ザイテは即座に判断して噛み付こうとする しかし、今の光乃にはとても.... 「ーー遅い」 炎を纏った拳は人形のザイテの腹部を殴った瞬間、穴が開く。 ザイテは奇声を上げて生命力で最後の足掻きと言わんばかりに光乃の頭を目掛けて拳を振り下ろす。 しかし、先にザイテの体は炎によって燃え尽きてしまい消える 「はぁー、はぁー、」 倒した....。でも、あのザイテは私の大切な人を殺した人形のザイテじゃない。頭に番号が書いてあった....。あの時のザイテには番号なんて書いてなかった。 そして体が凄く暑い....汗も凄い量が出てる....。 模様が光った瞬間、体全体が軽くなって燃える感覚に襲われた....。 アリヤちゃんは....大丈夫そうだ。今度はちゃんと....守........ 光乃は気を失う。
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