どうでもいい、話さ…④

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どうでもいい、話さ…④

今宵 父親 のりおは 夢の中・・・ せがれ2人の事を 考えていたら 寝落ちし、寝落ちした、夢の中でも 考えている 2LDKアパートの 居間とリビングの戸を とっぱらい つなげた 2部屋に 家族 3人で川の字に寝ている。 リビングに眠っている せがれ2人 リビング左側の壁沿いに、 ソファ-ベッドで 寝ている 長男 ときおは、会社員 22才 これは 長男であるが、気が利かない 大概 最初に生まれた子は 親が何もわからない 状態で手探りに育てるから やりたい放題なわけだ。 家の事なと、一切しない。 唯一 やる事は、 Yシャツのアイロンがけ 位 中身がない分。見かけ重視 で 外見で よく見せようと 必死なわけ。 そして、もう一人 リビング真ん中に、折りたたみマットで 寝ている 次男 かずお 高校2年生 17才 こいつは、はっきり言って 一番心配な奴だ。 繊細で、捻くれ者 家の事一切をしてくれている。 「父さん、 母さん 出てってからさ、 俺うちが 散らかるの 嫌なんだわ、 だから 家の事 俺が、やるから 食費と、後 俺の小遣い上乗せしてくんねぇ?」 と、母親が、実家に帰った 直後 直談判してきた。 「かずお お前、バイト どうすんの?」 「あぁ、だから 家の事すっから バイト辞める だから 小遣い上乗せしてよね。」 「いいのか?お願いしても…」 「いいから、言ってんじゃん!掃除 洗濯は まあまあ できっけど、飯はマジで 最初は、めぇつぶってよね。クックパ見ながら やってみっから、よろしくな、父さん!」 そんな感じで、はや2年目 料理の腕前は、クックパのおかげで メキメキ上がり、簡単 美味しい 1品料理 を食わせてくれる。 朝は 味噌汁と、飯。夜は おかずと、飯。 弁当は、 手のひらサイズのふりかけおにぎりを 。 ラップに巻いて、 ジップロックに入れてくれる 掃除 洗濯は、共働きの 母親から 日頃 仕込まれていたから 完璧 Yシャツのアイロンがけは、 かずおが、 強制で長男ときおの担当にした。 「にぃちゃん、なんもしないなら 飯 と、弁当のおにぎり・・・抜きな!」 の言葉が、ときおに 言うことを聞かせた。 「……おれが、再婚したらいいのか? そんな、チャンスもぅ掴むの面倒臭いしなぁ かずお ばっかりに、迷惑かけてんのかなぁ…」 鼻から抜ける空気音が、ズゥズゥぅ〜と、 鳴っている。 父親のりお かずお 本人は、 上乗せでもらっている 小遣いと、 食費をやりくりして、買いたいものを買い。 みたい映画を見たり バイトしてるよりも、いい感じでいる事を 父親のりおは 知らない。 知らないのである。 そんな、男やもめ三人の 夜な夜な 続く…… どうでもいい、話、、 おやすみなさい。 …終…
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