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金井はどうなったのか、心配になった。
公園で銃が暴発したのか、金井が転んで間違えて彼自身を撃ってしまったのか、分からなかった。その時に金井は血まみれだった。
悟は金井が生きているのかどうかは分からなかった。
それより母親はどこにいるのか分からなかった。
「黒山は母の居場所を知らないのかな」悟はそんなことで悩んでいた。
「母はどこに行ったのでしょう?」悟は蛇型の異星人にたずねた。
「どこに連れて行かれたのか分からないです」
蛇型の異星人は答えた。
スマートフォンの音が鳴り始めたので、画面からを見たら黒山からだった。
「金井なら退院したよ」
黒山は言った。
「ふううん」悟は平静を装った。
「今、金井から通話で悟のスマートフォンにかけるから話してくれない」
黒山は言った。
「良いけど」
「じゃあね」
黒山はそう話してスマートフォンが切った。
またスマートフォンの、鳴り始めたので画面を指で触れて話し始めた。
「悟?」
金井だった。
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