蛇型第3話

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 金井はどうなったのか、心配になった。  公園で銃が暴発したのか、金井が転んで間違えて彼自身を撃ってしまったのか、分からなかった。その時に金井は血まみれだった。  悟は金井が生きているのかどうかは分からなかった。  それより母親はどこにいるのか分からなかった。 「黒山は母の居場所を知らないのかな」悟はそんなことで悩んでいた。 「母はどこに行ったのでしょう?」悟は蛇型の異星人にたずねた。 「どこに連れて行かれたのか分からないです」  蛇型の異星人は答えた。  スマートフォンの音が鳴り始めたので、画面からを見たら黒山からだった。 「金井なら退院したよ」   黒山は言った。 「ふううん」悟は平静を装った。 「今、金井から通話で悟のスマートフォンにかけるから話してくれない」  黒山は言った。 「良いけど」 「じゃあね」  黒山はそう話してスマートフォンが切った。  またスマートフォンの、鳴り始めたので画面を指で触れて話し始めた。 「悟?」  金井だった。
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