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「で、どうだって」
父親は妻の心配をしているようだった。
「黒山さんも分からないらしい」悟はやっと声を出した。
「お母さんはどこにいるのだろうな」
父親はそんなことを言っていた。
「イカ型の異星人は変態らしい」悟は小声で話した。
「お母さんは大丈夫かな。大丈夫だよな」
父親はそんなことを話した。
「今日、学校休む」悟は言った。
「学校休む?」
父親は不思議な物を見る目付きで悟を見た。
「お母さんを助けに行く」
「どこにいくんだ」
父親はさらに変だと思い始めたようだった。
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