蛇型第3話

4/50
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/50ページ
「で、どうだって」  父親は妻の心配をしているようだった。 「黒山さんも分からないらしい」悟はやっと声を出した。 「お母さんはどこにいるのだろうな」  父親はそんなことを言っていた。 「イカ型の異星人は変態らしい」悟は小声で話した。 「お母さんは大丈夫かな。大丈夫だよな」  父親はそんなことを話した。 「今日、学校休む」悟は言った。 「学校休む?」  父親は不思議な物を見る目付きで悟を見た。 「お母さんを助けに行く」 「どこにいくんだ」  父親はさらに変だと思い始めたようだった。
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!