8人が本棚に入れています
本棚に追加
「そうそう。ちゃんと受かれよな。じゃないと、1週間後の式の打ち合わせが、キャンセルになる。」
「もう!プレッシャー掛けないでよ。」
とか言って、私はすごく嬉しい。
私と大貴の左手薬指には、お揃いのデザインの指輪がはめられている。
私達は、近々、籍を入れる。
この半年間で、急速に決まったことだった。
「わっ。急がないとギリギリになっちゃう!じゃあ、またね、マイダーリン!」
「うわっ、気持ち悪っ。陽葵が愛を囁くと、鳥肌が立つな。」
「え!?怒るよっ!」
「冗談だって。じゃあ、頑張ってくれな。二人の輝かしい未来の為に。」
そう言って、お互い電話を切った。
最初のコメントを投稿しよう!