大学4年の終わり

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「そうそう。ちゃんと受かれよな。じゃないと、1週間後の式の打ち合わせが、キャンセルになる。」 「もう!プレッシャー掛けないでよ。」 とか言って、私はすごく嬉しい。 私と大貴の左手薬指には、お揃いのデザインの指輪がはめられている。 私達は、近々、籍を入れる。 この半年間で、急速に決まったことだった。 「わっ。急がないとギリギリになっちゃう!じゃあ、またね、マイダーリン!」 「うわっ、気持ち悪っ。陽葵が愛を囁くと、鳥肌が立つな。」 「え!?怒るよっ!」 「冗談だって。じゃあ、頑張ってくれな。二人の輝かしい未来の為に。」 そう言って、お互い電話を切った。
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